家日和
集英社文庫 お57−3
| 出版社名 | 集英社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2010年5月 |
| ISBNコード |
978-4-08-746552-5
(4-08-746552-7) |
| 税込価格 | 682円 |
| 頁数・縦 | 258P 16cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全2件
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新ジャンル「家コメディ小説」!
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- 金龍堂まるぶん店(明屋書店) (熊本県熊本市中央区)
直木賞作家、奥田英朗氏が「家」をテーマにコミカルに綴った短編小説集です。
・インターネットオークションにはまった主婦が夫の○○を出品してしまい・・
・ある日出社すると、朝礼で倒産を告げられ、突然無職となる夫・・・
・妻と別居。家財はほとんど妻が持ち出してしまい・・
・夫がN木賞を取り突然セレブとなった作家の妻は「ロハス」に熱中・・・
・妻に無断で会社をやめ、突然「カーテン屋をはじめる」と言い出す夫・・・
家庭がテーマの小説は悲劇や悲惨さが表に出がちですが、そこは奥田氏、コミカルに読みやすくまとめています。
大げさな表現や抑揚も少なく、これぞ「平成の家族像」そのままを淡々語っています。
どの短編も読後感が凄く心地よくて癒されます。(2012年2月12日)
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奥田らしい愚にもつかないお笑い小説
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- けやき書房 (大阪府堺市中区)
愚にもつかないお笑い小説を書く偏屈な作家で、N木賞をとってから預金残高が1億を超え贅沢な生活を送っている奥田英朗の最新短編集は、家をテーマにしている。倒産や夫婦別居も奥田にかかれば楽しい在宅生活のスタートとなる。軽妙で含み笑いが絶えず、思わず納得する。
(2010年7月21日)
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商品内容
| 要旨 |
会社が突然倒産し、いきなり主夫になってしまったサラリーマン。内職先の若い担当を意識し始めた途端、変な夢を見るようになった主婦。急にロハスに凝り始めた妻と隣人たちに困惑する作家などなど。日々の暮らしの中、ちょっとした瞬間に、少しだけ心を揺るがす「明るい隙間」を感じた人たちは…。今そこに、あなたのそばにある、現代の家族の肖像をやさしくあったかい筆致で描く傑作短編集。 |
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出版社・メーカーコメント
家庭内の「明るい隙間」を描く傑作短編集ネットオークションにはまる専業主婦、会社が倒産し主夫となった夫、ロハスに凝る妻に辟易する小説家の夫……など。あたたかい視点で描く新しい家族の肖像。第20回柴田錬三郎賞受賞作。(鑑賞/益田ミリ)