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許されざる者 上

集英社文庫 つ18−1

出版社名 集英社
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-08-746870-0
4-08-746870-4
税込価格 968円
頁数・縦 549P 16cm
シリーズ名 許されざる者

商品内容

要旨

紀伊半島は熊野川の河口に位置する街、森宮。医者の槙隆光は貧しい者から治療費を取らないことから親しみを込めて“毒取ル先生”と呼ばれていた。ときは1903年、豊かな自然のなかで暮らす槙たちの周りには鉄道敷設や遊郭設置などの問題が起こり、一方で日露戦争開戦の足音がすぐそこに迫っていた―。歴史上の人物に材を取り、当時の情勢と熊野の人々を瑞々しく描いた第51回毎日芸術賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

紀伊半島、熊野川河口の街を舞台に描く歴史小説。20世紀初頭、和歌山県新宮を思わせる架空の街、森宮。「毒取ル先生」と呼ばれて親しまれる医師・槙と周囲の人々には、日露戦争開戦の足音がすぐそこに迫っていた。当時の情勢と熊野の人々を瑞々しく描く。

著者紹介

辻原 登 (ツジハラ ノボル)  
1945年和歌山県生まれ。90年『村の名前』で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎賞、10年『許されざる者』で毎日芸術賞、12年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞など、受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)