花盛りの椅子
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2022年2月 |
ISBNコード |
978-4-08-771780-8
(4-08-771780-1) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 268P 19cm |
商品内容
要旨 |
緑生い茂る山の中、ぽつんと佇む「森野古家具店」。そこには、過去の沁みこんだ被災家具たちが、物語をたずさえ集まってくるのだった―。傷ついた古家具には、無数の命が仕舞われている。職人見習いの「鴻池さん」が、家具に秘められた当時の記憶に触れる、感性ゆたかな連作短編。古家具を繕うたび、それぞれの「あの日」と接続する。 |
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出版社・メーカーコメント
傷ついた古家具には、無数の命が仕舞われている。緑生い茂る山の中、ぽつんと佇む「森野古家具店」。そこには、過去の沁みこんだ被災家具たちが、各々の物語をたずさえ集まってくるのだった――。職人見習いの「鴻池さん」が、家具に秘められた当時の記憶に触れる、感性ゆたかな連作短編集。一.「花盛りの椅子」――東日本大震災二.「巣籠り箪笥」――伊勢湾台風三.「万祝い襖」――関東大震災四.「焼土鏡」――阪神淡路大震災五.「私たちの寝床」――再び、東日本大震災【著者略歴】清水裕貴(しみず・ゆき)1984年千葉県生まれ。2007年武蔵野美術大学映像学科卒業。2016年三木淳賞受賞。2018年「手さぐりの呼吸」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞し、翌年に受賞作を改題した連作短編集『ここは夜の水のほとり』(新潮社)を刊行。写真家、グラフィックデザイナーとしての表現も精力的におこなっている。