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わたしの兄の本

出版社名 集英社
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-08-781533-7
4-08-781533-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 31P 23cm

おすすめコメント

「ならば地獄へ行け!」と 熊が吠え、空は翳り、つむじ風がとどろき、 世界は大きく冬の側に傾く――――― モーリス・センダック、正真正銘の遺作! 兄ジャックを亡くし、最愛の人も亡くし、 自身の死をも意識したセンダックが、 魂を昇華させ紡いだ美しいイメージ! ジャックとガイ、兄弟の生と死が交錯する物語が、 鮮やかな色彩と言葉によって描かれる。 死去する4日前まで、病床で校正紙を何度も推敲し、 ようやくOKを出したとされる、センダック最期の一冊。 柴田元幸の名訳も必見! 【著者プロフィール】 モーリス・センダック(1928−2012) 絵本作家。アメリカ・ニューヨーク市ブルックリン生まれ。 スパイク・ジョーンズによって映画化もされ世界的に大ヒットした『かいじゅうたちのいるところ』をはじめとして、80冊を超える作品を発表した絵本界の巨人。 1952年『あなはほるもの おっこちるとこ』がニューヨーク・タイムズ年間最優秀図書に選ばれたのを始め、1964年『かいじゅうたちのいるところ』でコールデコット賞、1970年国際アンデルセン賞画家賞、1982年『まどのそとのそのまたむこう』で第33回全米図書賞(児童文学部門)、1983年ローラ・インガルス・ワイルダー賞、1996年全米芸術勲章、2003年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞、など受賞・受章多数。 【訳者プロフィール】 柴田元幸(しばた もとゆき) アメリカ文学研究者、翻訳家。 ポール・オースター、フィリップ・ロスなど、現代アメリカ文学を数多く翻訳。また文芸誌「MONKEY」編集人など多方面で活躍している。 著書に『生半可な学者』(講談社エッセイ賞受賞)、『アメリカン・ナルシス』(サントリー学芸賞受賞)、『死んでいるかしら』など。訳書トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。

出版社・メーカーコメント

モーリス・センダック正真正銘の遺作。とある兄弟の別れを幻想的でセンシティブな筆致で描くことで『とてもとてもサーカスなフロラ』の作者でもある兄ジャックの死を悼む。柴田元幸による名訳も必見。

著者紹介

センダック,モーリス (センダック,モーリス)   Sendak,Maurice
1928‐2012。絵本作家、舞台美術家。世界的大ヒット作『かいじゅうたちのいるところ』をはじめとして、著作多数。1964年、『かいじゅうたちのいるところ』でコルデコット賞受賞後、1970年に国際アンデルセン賞画家賞、1983年に全米図書館協会によるローラ・インガルス・ワイルダー賞、1996年にアメリカ芸術への貢献によって全米芸術勲章など、受賞多数。2003年にはスウェーデン政府が設立した児童文学作品に与えられる国際的なアストリッド・リンドグレーン記念文学賞の第1回受賞者となる
柴田 元幸 (シバタ モトユキ)  
1954‐。アメリカ文学研究者、翻訳家。著書に『生半可な學者』(講談社エッセイ賞受賞)、『アメリカン・ナルシス』(サントリー学芸賞受賞)など。訳書トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。現代アメリカ文学を数多く翻訳。文芸誌「MONKEY」編集人など多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)