だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2017年9月 |
ISBNコード |
978-4-08-781633-4
(4-08-781633-8) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 283P 20cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 「海外勤務」と聞くと、優秀なエリートビジネスパーソンをイメージする人が多いかもしれない。だが、紛れもない「海外勤務」の日本人でありながら、月額10万円程度の報酬しか得られない人たちもいる。タイの首都バンコクにある日本企業のコールセンターに勤めるオペレーターだ。総数400人から500人と推計される彼ら彼女らの多くは、非正規労働者やLGBTなど、日本に「居場所」を見つけづらかった30代から40代の男女。本書は、その現状を追うノンフィクションである。さまざまな過去を持つ者たちを親類や友人などを含めていねいに取材し、現在の生活や生い立ち、その思い、人間関係などをリアルに描き出すことで、現代日本の負の側面を鋭くえぐっている。著者はフィリピン在住のノンフィクションライター。2011年『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』(集英社)で「開高健ノンフィクション賞」を受賞した。 |
商品内容
要旨 |
「お電話ありがとうございます。○○社の△△です。ご注文ですか?」遠く離れたバンコクの高層ビルで、一斉に電話を受ける日本人がいる。非正規労働者、借金苦、風俗にハマる女、LGBTの男女。生きづらい日本を離れ、行き着いた先は…。フィリピン在住の開高賞作家が描く成長を止めた日本のもう一つの現実! |
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目次 |
第1章 非正規の「居場所」 |
出版社・メーカーコメント
タイ、バンコクのコールセンターには、日本に息苦しさを感じ「居場所」を求める男女が集まっていた。非正規労働者やLGBT、風俗にハマる女……。開高健ノンフィクション賞作家が現代日本の姿を抉り出す。