まるごとバナナが、食べきれない
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2022年10月 |
ISBNコード |
978-4-08-781725-6
(4-08-781725-3) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 190P 19cm |
商品内容
要旨 |
家族、恋愛、友情、仕事、そして一人で生きること…。大久保佳代子の「半世紀」、特に「変化と分岐の40代」を、食の思い出を通してユーモラスに描いたエッセイ集。妙齢女子、必携! |
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目次 |
家族―私を育てた大久保家の飯(男をもてなす“ハムスターいなり” |
出版社・メーカーコメント
「わかる!」「あるある!」”妙齢の女性”たちの共感の嵐を呼んだ『Marisol』連載を、大幅に加筆・改稿。待望の単行本化! 退屈な食卓に、ひと匙のユーモアを。 本当は受け継いでいきたい「大久保家の味」。酒の力を借りてぐいぐいアピールしてきた若かりし日の恋。大福の皮とあんこを分け合う、相方・光浦さんとの関係。OLと兼業だった自分を育ててくれた『めちゃイケ』の思い出……。体力・食欲・性欲…いずれも減退していく40代から50代へ。 大久保佳代子の半世紀を食の思い出ともに、等身大の飾らない文章でユーモラスに描いた、妙齢女子たち大共感のエッセイ42本。 【本文より】私にとっての40代は人生の分岐点でもあったと思います。というのも、私の最後の恋愛は40代前半で。たまに思うんですよ。あそこで一発逆転を決めていれば、結婚していたかもしれないし、子どももいたかもしれないなって。40代はまだそんなラストチャンスが残されているんですよね。でも、私はそのチャンスを掴もうとしなかった。仕事も楽しかったし、変なプライドもあったしね。それを50歳になった私は少し後悔している。「あそこでもう少し足掻けばよかったな」と……。すべては自分が選んだこと。ひとりで生きている今の自分は「しょうがないよね」と受け入れています。(「四十路の恋と後悔と」) 【目次】●家族 ―私を育てた大久保家の飯―冷や飯とふりかけ。兄妹だから、わかる味/どんな高級店よりも美味い、母親が握る武骨なおにぎり/愛犬パコ美を太らせた、独女の寂しさと甘やかしメシ ほか ●恋愛 ―男と女と欲とエロス、甘く苦い恋の味―酒の席の反省を『ピルクル』と一緒に飲み干す二日酔いの朝/大好物のイクラも、幸せも、「すぐ食べない」が大久保流 ほか ●女友達 ―悲しいとき、楽しいとき、支え合う仲間と囲む食卓―「もっと太れ、もっと太れ」と願いながら親友にすすめる高カロリー食/咀嚼が面倒で素うどんをすする、大人女子の憂鬱な休日 ほか ●仕事 ―働いて手に入れる、とびきりの一皿―語りつくせぬ思い出が詰まった『めちゃイケ』めし/大福の皮とあんこを分け合う、光浦さんとの不思議な関係 ほか ●ひとり飯 ―人生を「ひとり」で歩く、妙齢女子の「おひとり様」ゴハン―持て余した母性を注ぎ育てる、妙齢独身女子のぬか漬け/完食できずに半分残った、40代の『まるごとバナナ』 ほか