天草エアラインの奇跡。 赤字企業を5年連続の黒字にさせた変革力!
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2016年3月 |
ISBNコード |
978-4-08-786060-3
(4-08-786060-4) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 215P 19cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 現在、日本国内を定期路線運航する航空会社はLCC(格安航空会社)を含めると20社近くに上る。その中でもっとも小さい航空会社が「天草エアライン」だ。熊本県西、有明海の島々からなる天草市・天草空港を拠点に、天草-熊本、天草-福岡、そして熊本-大阪(伊丹)の3路線を、たった1機の飛行機で運航している。かわいいイルカの親子が描かれた飛行機をメディアなどで見たことのある人も多いのではないだろうか。今では「観光エアラインとして地方活性化の突出した成功例にも挙げられる天草エアラインだが、かつては倒産寸前まで追い込まれていた。本書では、そんな状況から奥島透前社長のもと大改革を進め、5年連続黒字のV字回復を果たすまでの軌跡を中心に、同社の奮闘ぶりを描いている。著者は航空・旅行アナリスト。 |
商品内容
要旨 |
なぜ倒産寸前だった日本一小さい航空会社が地方再生の原動力になるまでに復活したのか!?新社長の言葉がたった一機の飛行機のもと社員を一つにつなげていった! |
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目次 |
序章 新たなるイルカの翼 |
おすすめコメント
たった一機の飛行機しかない日本最小の航空会社、熊本の天草エアラインは 赤字経営が続き倒産寸前にまで追い込まれていた。 しかし2009年、新社長の就任で会社の空気が一変する。 彼らが黒字への奇跡のV字回復を達成した秘密とは? どうして日本一小さい航空会社が日本一有名な地域航空会社になりえたのか? さまざまな変革をもたらした社長だけではなく 自分がまかされた仕事の中で何ができるかを精一杯考えてきた 整備部から営業部、パイロットやCAを1年半にわたって密着取材。 さらに強力なサポーターである小山薫堂やパラダイス山元への取材と通して描いた 企業回生の物語だ。 「この会社は社員全員が社長なんです」 小山薫堂 目次 序章 新たなるイルカの翼 第1章 離陸3年目で経営の危機 2000~2009年 常態化した赤字経営 第2章 新社長、天草エアラインを変える 2009年~ 「社長室はいりません、いますぐ壁を壊してください」 第3章 たった1機の飛行機が人々をつないでいく 2009年~ パイロットやCA、営業……社員たちに起きた意識の変化 第4章 社外からも強力なサポーターが 2011年~ 小山薫堂とパラダイス山元の登場 第5章 「旅の目的は天草エアラインに乗ること! 2013年~ 単なる移動手段ではない“観光エアライン”という新しい形 第6章 次世代へ天草エアラインをつなぐために…… 2014年 「社長は引き際のタイミングも重要だと思っている」 第7章 奥島が天草エアラインに残したもの 2014~2016年 ついに新型機ATRが天草の空に 終章 今日もイルカは天草の空を飛ぶ <著者紹介> 鳥海 高太朗 とりうみ こうたろう 航空・旅行アナリスト 帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師 1978年、千葉県生まれ。成城大学経済学部経営学科卒業。食品会社勤務、城西国際大学大学院観光学部助手を経て、2013年より帝京大学理工学部航空宇宙工学科非常勤講師。航空・旅行アナリストとして、航空会社のマーケティング戦略を主研究に、インターネットでの航空券および宿泊の予約サイトに関する調査、LCC(格安航空会社)のビジネスモデルの研究を行なう。現在、文化放送「オトナカレッジ」にレギュラー出演中。「東洋経済オンライン」「@DIME」「日経トレンディネット」などで連載を持つ。
出版社・メーカーコメント
たった一機の飛行機しかない熊本の天草エアラインは2000年の運行開始から赤字が続いていた。しかし2009年、新社長の就任で会社の空気が一変する。彼らが黒字への奇跡のV字回復を達成した秘密とは?