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鉄は魔法つかい 命と地球をはぐくむ「鉄」物語

出版社名 小学館
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-09-227152-4
4-09-227152-2
税込価格 1,430円
頁数・縦 222P 19cm

商品内容

文学賞情報

2012年 第59回 産経児童出版文化賞受賞

要旨

鉄ってなんだろうね?機械やビル、飛行機や車をつくるもの…?もちろんそれも鉄だけど、みんなの体の中にもあるって知っているかい?鉄はいろんな顔を持っている。地球をつくり、命をつくりだしているのさ。魔法のようにね。

目次

1章 魔法つかいが森に?
2章 海に鉄をまく!
3章 漁師、血液学の教室へ
4章 鉄は宇宙でいちばんヘンな元素
5章 赤い大地オーストラリア紀行
6章 しずんだ船が魚のすみかになる
7章 水産高校生の挑戦
8章 ムギネ酸ってなあに?
9章 鎮守の森と鎮守の海
終章 人々の心に木を植える

出版社
商品紹介

山に木を植えて海を豊かにすると言う「森は海の恋人」運動。その立役者は、「鉄」であるということがわかってきた。

出版社・メーカーコメント

1989年から始まった、〈森は海の恋人〉運動も日本全国に広がり、小学校、中学校の社会や国語の教科書に紹介されるまでになりました。〈森は海の恋人〉運動とは、貝の養殖をしている漁師、畠山重篤さんが始めたもので、山に木を植えることで、豊かな海を取り戻そうという運動です。そのときの運動をまとめた本が『漁師さんの森づくり』という書籍で、2000年に出版されて以来、大きなムーブメントとなりました。また、この書籍は、小学館児童文化賞を受賞しました。「なぜ山に木を植えると海が豊かになるのか」、どうも〈鉄〉がそのしかけに大きな役割を果たしているということがわかってきました。 鉄がなければ、植物は生長できません。人間も鉄分が不足すると様々な病気が発生します。 本書は、人間が生きていく上で、切っても切れないくらい重要な〈鉄〉の不思議を解明し、ひもといてくれます。地球をつくり、命を作り出している〈鉄〉、その姿にわかりやすく迫ります。 監修者として、広島大学生物圏科学研究科准教授の長沼毅さんに、全編を通してご指導いただいています。

著者紹介

畠山 重篤 (ハタケヤマ シゲアツ)  
1943年中国・上海生まれ。宮城県の気仙沼湾でカキ・ホタテの養殖業を営む。1989年、「森は海の恋人」を合言葉に植林活動を始める。一方、子どもたちを海に招き、体験学習をおこなっている。「牡蛎の森を慕う会」代表。京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授。1994年に朝日森林文化賞、2004年に河北文化賞を受賞。著書に『漁師さんの森づくり』(講談社/小学館児童出版文化賞)、『日本“汽水”紀行』(文藝春秋/日本エッセイスト・クラブ賞)など
スギヤマ カナヨ (スギヤマ カナヨ)  
静岡県三島市生まれ。東京学芸大学初等科美術卒。『ペンギンの本』(講談社)で講談社出版文化賞受賞。イラストレーターとしても幅ひろく活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)