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兎の結末・独身者の憂鬱

P+D BOOKS

出版社名 小学館
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-09-352450-6
4-09-352450-5
税込価格 880円
頁数・縦 373P 19cm

商品内容

要旨

「兎の結末」は、中学二年生の“僕”と高校受験を控えた兄が、兎の飼育をめぐって社会の現実に直面したり、自分の才能を生かす道は何かと煩悶したりする青春小説。著者が高校一年生のときに書いた短篇小説がベースになっており、いわば芥川賞作家・柏原兵三の“幻のデビュー作”でもある。これに、著者の自伝的作品としては最も幼い時代を描いた「幼年時代」、西ドイツに留学した経験から書かれた「バラトン湖」「カールスバートにて」を加えて刊行された『兎の結末』と、大学院時代の奇妙な留守番生活を綴った『独身者の憂鬱』を一冊にまとめた、ファン必読の作品集。

出版社・メーカーコメント

幻のデビュー作を含む留学時代までの半生記   「兎の結末」は、中学二年生の〈僕〉と高校受験を控えた兄が、兎の飼育をめぐって社会の現実に直面したり、自分の才能を生かす道は何かと煩悶したりする青春小説。著者が高校一年生のときに書いた短篇小説がベースになっており、いわば芥川賞作家・柏原兵三の“幻のデビュー作”でもある。 これに、著者の自伝的作品としては最も幼い時代を描いた「幼年時代」、西ドイツに留学した経験から書かれた「バラトン湖」「カールスパートにて」を加えて刊行された『兎の結末』と、大学院時代の奇妙な留守番生活を綴った『独身者の憂鬱』を一冊にまとめた、ファン必読の作品集。

著者紹介

柏原 兵三 (カシワバラ ヒョウゾウ)  
1933(昭和8)年11月10日‐1972(昭和47)年2月13日、享年38。千葉県出身。1968年『徳山道助の帰郷』で第58回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)