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沖縄独立を夢見た伝説の女傑照屋敏子

出版社名 小学館
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-09-379780-1
4-09-379780-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 255P 20cm

商品内容

文学賞情報

2007年 第14回 小学館ノンフィクション大賞受賞

要旨

戦後、沖縄の自立のために多くの事業を起こした、“海の女王”照屋敏子の本格的評伝。第14回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

目次

沖縄に男あり
母なる海
セレベス島への駆け落ち
照屋家
祖国
海の女王
台風ござんなれ
クロコデールストア
愛と哀しみと
世替わり
糸満の一万坪
美しいバラの花は野茨の根の上に咲く

おすすめコメント

第14回小学館ノンフィクション大賞受賞作。戦後、沖縄の自立のために多くの事業を起こし、大宅壮一に「沖縄に男あり」と言わしめた“海の女王”初の本格的評伝。照屋敏子(1915〜84)は沖縄・糸満生まれ。幼い頃に両親を亡くし、16歳にしてセレベス島へ駆け落ち。19歳で結婚し沖縄に戻るも、空襲を受けて福岡に疎開、終戦を迎える。戦後の混乱の中、沖縄出身者を集めて漁業団を結成。女頭領として頭角を現わし、舞台を南太平洋にまで広げていく。その後、米軍占領下の沖縄に帰った敏子は、ワニ皮バッグなどを揃える「クロコデールストア」を開業、無謀とも思えるほど多くの新規事業を提唱・実践していった――。まさに「女傑」と呼ぶべき沖縄女性の波瀾の生涯を描く。第14回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

著者紹介

高木 凛 (タカギ リン)  
1947年東京生まれ。出版社勤務を経て、脚本家に。主なテレビドラマ作品に、TBS東芝日曜劇場「父系の指」(松本清張原作、ギャラクシー大賞、芸術祭優秀賞)、テレビ東京「夫婦善哉」(織田作之助原作、芸術祭優秀賞)など。ラジオドラマに「パイパテローマ」(芸術祭優秀賞)等。98年より沖縄懐石「赤坂潭亭(たんてい)」主人。『沖縄独立を夢見た伝説の女傑・照屋敏子』で、第14回小学館ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)