• 本

下町ロケット

出版社名 小学館
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-09-386292-9
4-09-386292-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 407P 20cm
シリーズ名 下町ロケット

書店レビュー 総合おすすめ度: 全3件

  • 下町ロケット

    話題の直木賞受賞作がこれ。昨年秋の発刊以来、今もなお売れ続けている。人間味たっぷりのビジネス小説。舞台は下町の町工場。中小企業のメンツと意地をかけた日々を送る中、特急をめぐって法廷闘争やドンデン返しが繰り広げられる。モノ作りに情熱をかける町工場の空気感がたまらない。ロケットを作ってしまおうというのだから、男のロマンってやつを感じずにはいられない。

    (2011年9月25日)

  • 下町中小企業ど根性物語

    下町の町工場でだってロケットの部品は作れるんだ!!その誇りと意地を存分に見せてくれた痛快な物語。不況で取引先が離れていったり、なんだかわかんない訴訟に巻き込まれたり、大手企業から下僕のような扱いを受けたり…でも、自分たちの誇りだけは失わず、自分たちのスタイルを貫いた先に見えたものは予想以上の大きな世界だった。社長の佃航平は元宇宙開発機構の研究員だった。夢見たことはロケットを飛ばすこと。そんな夢に付き合わされる羽目になった社員たちは…経営者から読むもよし、宇宙好きから読むもよし、社員の立場から読むもよし。どんな立場の人が読んでも最後はガッツポーズをしたくなる。そんな物語をご堪能あれ☆

    (2011年9月5日)

  • みんなが熱くなれる中小企業の夢物語

    主人公佃は、ロケット研究者であったが挫折し、家業の中小工場の経営者に転じた。妻には離婚され、会社も大手取引先から取引中止を言い渡され、特許の問題で超大手企業から損害賠償を訴えられ、倒産の危機。どうしようもない状況になるが、作った話のように状況が好転して、そんなうまく行く筈はないと思ってしまう。が、読み進んでいくと、途中でやめられず、知らずに熱くなり、爽快感が残る。

    (2011年7月22日)

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商品内容

文学賞情報

2011年 第145回 直木賞受賞

要旨

取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」―佃製作所、まさに崖っプチ。

出版社・メーカーコメント

下町ロケット1976年3月から1979年8月まで『毎日こどもしんぶん』に連載された全179本をオールカラーで収録しました。突然地球にやってきたUFO型の宇宙人・Uボーが巻き起こす、笑いと驚きの愉快な日々。小学生向けに描かれた作品ながら、大人にも十分楽しめる内容は藤子ファン必見!!

著者紹介

池井戸 潤 (イケイド ジュン)  
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業後、三菱銀行(当時)入行、95年退職。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。10年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)