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家族写真 3・11原発事故と忘れられた津波

出版社名 小学館
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-09-388767-0
4-09-388767-5
税込価格 1,760円
頁数・縦 365P 20cm

商品内容

文学賞情報

2019年 第26回 小学館ノンフィクション大賞受賞

要旨

カメラを抱え現地に通い続け、撮影した映像は450時間を超えた。失われた命と、新しく生まれた命。ある被災家族の絶望と再生に寄り添った7年間の記録。第26回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

目次

プロローグ 旅のはじまり
第1章 大津波と出会い(2011年8月‐2012年2月)
第2章 捜索(2012年3月‐2013年3月)
第3章 命と風化(2013年4月‐2014年3月)
第4章 天国の家族(2014年4月‐2015年3月)
第5章 記憶(2015年4月‐2016年3月)
第6章 再会(2016年4月‐2018年3月)
エピローグ 物語はつづく

おすすめコメント

「ずーっとおいてきぼりだ、ここは」  第26回小学館ノンフィクション大賞受賞作の単行本化。著者は元テレビディレクターで現在はドキュメンタリー監督として活躍中。福島県南相馬市で生きる、上野敬幸さん一家を襲った東日本大震災。上野さんは、両親と幼い2人の子どもの家族4人が津波にのまれました。しかし、その後に起きた原発事故により、自宅のあった地区は警戒区域に指定されます。そして、行方不明者がまだいるにも関わらず、警察も自衛隊も捜索に入らなくなってしまったのです。本書は、そのような中で避難を拒み、仲間とともに行方不明の家族を自力で捜す上野さんの姿を、著者が7年にわたり丹念に取材した記録です。震災から年月が経つにつれ一般には報道されにくくなってしまった、被災地での現実が明らかにされる労作です。「復興」という大きな言葉からはこぼれ落ちる心のこまやかな変遷を、著者は丁寧な筆致で描出します。「見つからない」のではなく「捜しにきてもらえない」場所にいる行方不明の家族を今も捜索し続ける上野さんや、福島の現在を、ぜひお読みください。

著者紹介

笠井 千晶 (カサイ チアキ)  
1974年生まれ。山梨県市川三郷町出身。ドキュメンタリー監督。静岡放送、中京テレビに勤務の後、2015年フリーに。テレビの報道現場で働く傍ら、東日本大震災後の福島へ一人で通い撮影した長編ドキュメンタリー映画『Life生きてゆく』(2017年)で、第5回山本美香記念国際ジャーナリスト賞受賞。同作での取材をもとに執筆した『家族写真 3.11原発事故と忘れられた津波』で、第26回小学館ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)