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人民元の興亡 毛沢東・【トウ】小平・習近平が見た夢

出版社名 小学館
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-09-389771-6
4-09-389771-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 395P 20cm

商品内容

要旨

毛沢東が統一の“象徴”として産み落とし、〓小平が“改革開放”のために育み、習近平が“世界制覇”の足がかりとした。人民元の正史を巡りつつ戦前、「反日通貨」としてばらまかれ、戦後、「円」の盛衰を反面教師にしてきた裏面史も明らかにする。

目次

序 瓜を割られる恐怖
1 通貨と権力
2 「¥」をめぐって
3 良貨か、悪貨か
4 危機と競争
5 サークルズ、それは圓の仲間たち
6 通貨の番人
7 覇権
エピローグ 顔のない通貨

出版社・メーカーコメント

通貨と権力の150年史【朝日・日経・読売、週刊東洋経済、週刊現代ほか各紙書評欄に掲載】「経済力の日中逆転という歴史的転換点にあって、日本は自らの新しい立ち位置を見いだせるのだろうか、さまざまな思考をかき立ててくれる秀逸な一書だ」 ――京都大学教授・諸富徹氏(朝日新聞7月23日付)「東アジア通貨烈烈――本書は人民元をめぐって蠢く人間と権力の大河ドラマである」 ――北海道大学大学院教授・遠藤乾氏(週刊現代8月5日号)「国際金融のキーマン達へのインタビューがふんだんに引用されており、圧巻である」 ――京都大学教授・奈良岡聰智氏(読売新聞6月25日付)「ビットコインなど仮想通貨の出現により、政治に翻弄されてきた貨幣が、逆に政治を変えるかもしれない。それが著者の意味深な結びである」 ――早稲田大学教授・天児慧氏(京都新聞7月9日付)【本書まえがき】中国の通貨の種類は一時、千を超えたとも言われている。国内は、もとよりばらばら。列強の外貨は押し寄せる。もたもたしているうち、日本の「円」とつながる通貨が、満州国のみならず攻め込んでくる。清朝末期から百年の通貨事情は、中国という国家が置かれていた状況と、まさにコインの表裏である。この時代に刻まれた記憶から、中国の人々の胸の奥底には、国が分裂の危機にさらされるのではないかという恐怖がある。とりわけ統治者には。 【内容紹介】毛沢東が統一の「象徴」として産み落とし、トウ小平が「改革開放」のために育み、習近平が「世界制覇」の足がかりとした。人民元の正史を辿りつつ、戦前、「反日通貨」としてばらまかれ、戦後、「円」の盛衰を反面教師にしてきた裏面史も明らかにする。世界経済の主役に躍り出た紅い通貨――。取材期間20年を経て、その秘史に分け入る。【目次】プロローグ 瓜を割られる恐怖1章 通貨と権力2章 「Y」をめぐって3章 良貨か、悪貨か4章 危機と競争5章 サークルズ、それは圓の仲間たち6章 通貨の番人7章 覇権エピローグ 顔のない通貨

著者紹介

吉岡 桂子 (ヨシオカ ケイコ)  
1964年、岡山県生まれ。岡山大学法学部卒業。山陽放送を経て、1989年に朝日新聞社に入社。和歌山、大阪、東京で取材したのち、対外経済貿易大学(北京)で中国語研修。2013年3月まで、計7年間にわたり中国(北京・上海)特派員。米・戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員(2007年度)。朝日新聞編集委員として、2017年5月からバンコクを拠点に中国とアジアの取材を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)