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テヘランからきた男西田厚聰と東芝壊滅

出版社名 小学館
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-09-389774-7
4-09-389774-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 300P 20cm

商品内容

要旨

およそ半世紀前、東大大学院で政治思想史を学んでいた青年は、恋人を追って、“最果ての地”イランに辿り着く。東芝の合弁会社に現地採用されると頭角を現し、その後、欧州でパソコンを売り歩くや、東芝再興をなし遂げる。社長に成り上がり、筆者に「運命はコントロールせよ」と豪語した男は、しかし米原子力事業の泥沼に落ち、晩年は“財界総理”を目指して、醜き人事抗争を繰り広げた。その男は、創業140年の名門企業に何をもたらしたのか。2017年10月初旬、最後のインタビューは行われた。実は、西田は9時間を超える大手術、3ヶ月に及ぶ入院生活を経て、ようやく退院したところだった。存亡の危機に立たされていた古巣と同様、この男もまた死線をさまよっていた。“戦犯”と呼ばれた経営者の全告白。

目次

序章 戦犯と呼ばれた男
第1章 覇者の経営
第2章 土光敏夫とイラン革命
第3章 雨降る故郷
第4章 パソコン神話
第5章 愚かな争い
第6章 名門陥落はいつ起きたか
第7章 盟主なき帝国
終章 最後の対話
年表

出版社・メーカーコメント

死の2ヶ月前、最期に明かした「真実」【各紙誌大絶賛!】・書評読売新聞「異端経営者の盛衰史」(2017年12月17日付、評者:稲泉連氏)日経新聞「変革者の軌跡から探る病根」(2018年2月3日付)週刊現代「墜ちた名門の元トップが語る不正と巨額損失の真実」(2017年12月23日号、評者:磯山友幸氏)週刊文春「何もかも切ない」(2018年2月1日号、評者:山岡淳一郎氏)日刊ゲンダイ「若き頃の活躍と死の直前インタビューの落差」(2017年12月18日付、評者:中川淳一郎氏)・著者インタビュー週刊ダイヤモンド(2018年1月13日号)プレジデント(2018年2月12日号)・その他朝日新聞「折々のことば」(2018年1月22日、文:鷲田清一氏)【内容紹介】イランで現地採用され、社長に成り上がるや、米原子力事業を6400億円で買った男は、いつ、どこで、何を、どう間違え、東芝を“奈落の底”に突き落としたのか。2017年10月初旬、横浜市の自宅で3時間半に及ぶインタビューは行われた。実は、西田氏は9時間を超える大手術、3ヶ月に及ぶ入院生活を経て、ようやく退院したところだった。存亡の危機に立たされていた古巣と同様、西田氏もまた死線をさまよっていた。――東日本大震災、そして原発事故がなければ、東芝はどうなっていたんでしょうか。「事故が起きなくても同じような問題が起きたんじゃないでしょうか。先延ばしされただけじゃないかな。すべては経営の問題だから」この発言から2ヶ月後、西田氏は心筋梗塞で逝去した。享年73。文字通り、最期のインタビューで、語ったのか。かつて「平成のスター経営者」と謳われ、昨今は「名門崩壊を導いた戦犯」と指弾されていた経営者の「遺言」である。

著者紹介

児玉 博 (コダマ ヒロシ)  
1959年生まれ。早稲田大学卒業後、フリーランスとして取材、執筆活動を行う。月刊「文藝春秋」や「日経ビジネス」で企業のインサイドレポートを発表。著書に大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)の受賞作を単行本化した『堤清二 罪と業 最後の「告白」』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)