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春 童話集

小学館文庫 新撰クラシックス

出版社名 小学館
出版年月 2004年8月
ISBNコード 978-4-09-404212-2
4-09-404212-1
税込価格 524円
頁数・縦 187P 16cm

商品内容

要旨

センチメンタルな画風の「夢二式美人」、恋の唄「宵待草」の作詞などで知られる、漂泊の画家・竹久夢二。そんな彼が、じつは子供向けに数多くのイラストや童謡、童話を創作していたことはあまり知られていない。本書は、夢二が我が子に向けて書いた童話全十九篇を収載した、夢二唯一の童話集。美と憧憬に生きた夢二の、少年のように純粋な気持ちと、幼き者を愛し、慈しむこころに満ちた、大正ロマンの香り溢れる一冊です。初版本掲載の、自身による可愛らしい挿し絵も全点収録。

出版社・メーカーコメント

センチメンタルな画風の「夢二式美人」によって画家として広く知られる竹久夢二。しかし彼が、子供向けの雑誌に挿絵を描き、童謡や詩を発表するなど、「子供のための仕事」も数多く遺していることはあまり知られていない。『童話集 春』は、自身による豊富な挿絵も可愛らしい、全19篇を収載した夢二唯一の童話集。美と愛への憧憬に生きた夢二の、少年のように純粋な気持ちと幼なき者を愛する心が溢れ出る、大正ロマンの香り漂う1冊です。(編集担当/小学館出版局文庫・文芸編集 田澤 泉)

著者紹介

竹久 夢二 (タケヒサ ユメジ)  
1884(明治17)年、岡山県邑久郡生まれ。本名・茂次郎。早稲田実業学校中退後、新聞、雑誌にコマ絵を描き、新進画家として世に出た。漂泊の人生を送り、郷愁と憧憬を、日本画、油絵、水彩画、木版画にあらわし、詩や童謡に謳った。その他にも商業美術、生活デザインなど、活動分野は幅広く、とくに「夢二式美人」や作詞を担当した「宵待草」の唄では一世を風靡した。1934(昭和9)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)