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街場のマンガ論

小学館文庫 う12-1

出版社名 小学館
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-09-406021-8
4-09-406021-9
税込価格 681円
頁数・縦 332P 15cm

商品内容

要旨

「これほど好きなジャンルは他にない」と語る雑食系マンガ・リーダーの著者が、世界に誇る日本マンガについて熱く語る!『エースをねらえ!』から“男はいかに生きるべきか”を学び、『バガボンド』で教育の本質を知る。手塚治虫の圧倒的な倫理的指南力に影響を受けた幼少時代、今なお、読み続ける愛すべき少女マンガ…。日本でマンガ文化が突出して発展した理由を独自の視点で解読。巻末には養老孟司氏との対談を収録。言語としての日本語の特殊性と「マンガ脳」についての理論は必読。サブカルチャーに踏みとどまるマンガに愛と敬意を込めて論じる

目次

第1章 井上雄彦論
第2章 マンガと日本語
第3章 少女マンガ論
第4章 オタク論・ボーイズラブ論
第5章 宮崎駿論
第6章 マンガ断想
第7章 戦後漫画家論―戦後漫画は手塚治虫から始まった‐対談・内田樹 養老猛司(司会・菊地史彦)

出版社・メーカーコメント

日本マンガと日本人を身びいき目線で論じる 「これほど好きなジャンルは他にない」と語るマンガびいきの著者が、世界に誇る日本マンガについて熱く語る! 『エースをねらえ!』から、男はいかに生きるべきかを学び、『バガボンド』で教育の本質を見いだす。手塚治虫の圧倒的な倫理的指南力に影響を受けた少年時代、今なお、読み続ける愛すべき少女マンガ…。日本でマンガ文化が突出して発展した理由をユニークな視点で解き明かす。巻末には養老孟司氏との対談を収録。言語としての日本語の特殊性と「マンガ脳」についての理論には瞠目される。マンガは、どれほどビッグビジネスになろうとサブカルチャーに踏みとどまって、その代償として自由を享受してほしい、と願う著者の「愛と敬意」のマンガ論である。解説は高橋源一郎氏。

著者紹介

内田 樹 (ウチダ タツル)  
1950年、東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学(現・首都大学東京)大学院博士課程中退。思想家・武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門のフランス現代思想のほか教育論、社会論、文化論、武道論など著書多数。2007年『私家版・ユダヤ文化論』で第六回小林秀雄賞、2010年『日本辺境論』で第三回新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)