• 本

愛について、なお語るべきこと 下

小学館文庫 か2−12

出版社名 小学館
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-09-406265-6
4-09-406265-3
税込価格 715円
頁数・縦 349P 15cm
シリーズ名 愛について、なお語るべきこと

商品内容

要旨

最後に見たものは、希望か、絶望か。ふたつの世界が「彼女の本当の名前」を巡って、今、響き合う―。

おすすめコメント

最後に見たものは、希望か、絶望か。山中で老人とともに熊を追っていたオサムは、老人が命を落とす瞬間を目の当たりにする。その後、老人の知り合いである鍛冶屋を頼り、ギギとともに「耕す人」の村で生活をするオサムだったが、あることを契機に鍛冶屋に殺意 を抱き、元の棲家である都市部のビルの廃墟に戻る決意をする。一方、タイで息子の消息を追っていた小説家の辻村は、思わぬ成り行きから、突如ラオス国境の山村に帰ってしまった謎の美女・ウァンを追っ て、日本人カメラマン・川那部と彼の地へ向かう。そして、事態は思わぬ方向へ急変する。解説は作家の白石文郎氏。

著者紹介

片山 恭一 (カタヤマ キョウイチ)  
1959年、愛媛県生まれ。86年、『気配』で文學界新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)