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後悔病棟

小学館文庫 か46−1

出版社名 小学館
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-09-406409-4
4-09-406409-5
税込価格 759円
頁数・縦 389P 15cm

商品内容

要旨

神田川病院に勤務する医師の早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、患者の気持ちがわからないのが悩みの種。ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。その聴診器を胸に当てると、患者の“心の声”が聞こえてくるのだ。「もし高校時代に戻れたら、芸能界デビューしたい」―母に反対されて夢を諦めた小都子が目を閉じて願うと、“もうひとつの人生”へ通じる扉が現れる。念願の女優になった小都子だが…。聴診器の力で“あの日”へ戻った患者達の人生は、どんな結末を迎えるのか。夢、家族、結婚、友情。共感の嵐を呼んだヒューマンドラマ。

出版社・メーカーコメント

「過去に戻れる聴診器」を使ってみたら… 33歳の医師・早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、「患者の気持ちがわからない女医」というレッテルを貼られ、悩んでいる。ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。その聴診器を胸に当てると、患者の心の”後悔”が聞こえてくるのだ。「過去に戻って、もう一度、人生をやり直したい」 聴診器の力を借りて、”もうひとつの人生”の扉を開けた患者たちが見たものは――!?●dream――千木良小都子(33歳)母は大女優。「芸能界デビュー」の夢を諦めきれなくて…●family――日向慶一(37歳)俺はもうすぐ死ぬというのに、なぜ妻は金の話ばかりするのか。●marriage――雪村千登勢(76歳)娘の幸せを奪ったのは私だ。結婚に反対したから、46歳の今も独り身で…●friend――八重樫光司(45歳)中三の時の、爽子をめぐるあの”事件”。俺が罪をかぶるべきだった。この世の中の誰もが、「長生き」することを前提に生きている。もしも、この歳で死ぬことを知っていたら…家族、結婚、夢、友情。女性から圧倒的な支持を受ける著者が描くヒューマン・ドラマ!!

著者紹介

垣谷 美雨 (カキヤ ミウ)  
1959年兵庫県生まれ。2005年『竜巻ガール』で第二十七回小説推理新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)