商品内容
要旨 |
本書の主題は「人生の六十代」。伝えたい、と思ったことは「年を取る」ことの面白さ―“新人老人”の俳優・武田鉄矢が、これまでに遭遇した人物や出来事、色恋や失敗、挫折などを振り返りながら、「中々の難敵」である老いに立ち向かう術をさがす軌跡をつづったベストセラーエッセイ集、待望の文庫化(『西の窓辺へお行きなさい』を改題)。高倉健さんや坂本龍馬、白川静さんや内田樹さんほか、著者が私淑する人たちの、覚えておきたい名言、生き方が満載。あれから四年を経た「文庫化あとがき」や、西田敏行さんの解説「拝啓武田鉄矢様。」も新たに収録している。 |
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目次 |
第1章 帰り道の視点(妻・節子にはかなわんたい―「結婚」という物語を終章から読み始めた女 |
出版社・メーカーコメント
「年を取る」ことは難しいけれど、面白い! 人生をどう終えていくか。定年後、あるいは定年を間近に控えて、その先をどう生きていくか。寿命が長くなった今だからこそ、それは多くの人にとって、大きな悩みとなっている。 俳優・武田鉄矢さんは40代半ば頃から、すでに人生の降り方について考えてきた。いつまでも人生を登ってばかりはいられない。だからこそ武田さんは、これまで出会ったさまざまな人、書物で出会った師とも言える人々から、学んできたという。 本書は、武田さんが著名人や歴史上の偉人、書物で出会った師から集めた言葉の数々をもとに、人生の降り方を考えたものだ。さらに武田さん自身の失敗や知られざるエピソードも、さまざま開陳されている。それもこれも、今の自分を作った道標だからこそ―― 武田さんは文庫化にあたっての「あとがき」にこう綴っている。<「老い」とはなかなかの難敵。ライバルですぞ。その四年の間、「老い」に立ち向かう「術」を、そして「一念」を懸命にさがしております>。「老い」ていない人が読めば、将来に光明を。「老い」ている人が読めば、心が軽くなること間違いなし。 人生に迷った時に読みたい座右の書になるはずだ。