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狗賓童子の島

小学館文庫 い25-7

出版社名 小学館
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-09-406685-2
4-09-406685-3
税込価格 1,210円
頁数・縦 748P 15cm

商品内容

要旨

弘化三年(一八四六)日本海に浮かぶ隠岐・島後に、はるばる大坂から流された一人の少年がいた。西村常太郎・十五歳。大塩平八郎の挙兵に連座した父・履三郎の罪により、九年に及んだ親類預けの果ての「処罰」だった。十六歳になった常太郎は、狗賓が宿るという「御山」の千年杉へ初穂を捧げる役を、島の人々から命じられる。下界から見える大満寺山の先に「御山」はあったが、そこは狗賓に許された者しか踏み入ることのできない聖域だった。やがて医師になった常太郎は、島を覆う幕末の狂乱に巻き込まれていく―。第19回司馬遼太郎賞受賞作!

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第19回司馬遼太郎賞受賞作!

著者紹介

飯嶋 和一 (イイジマ カズイチ)  
1952年、山形県生まれ。1988年『汝ふたたび故郷へ帰れず』で文藝賞、2008年『出星前夜』で大佛次郎賞、2015年『狗賓童子の島』で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)