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めおと旅籠繁盛記

小学館文庫 Jち01−1 小学館時代小説文庫

出版社名 小学館
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-09-407346-1
4-09-407346-9
税込価格 737円
頁数・縦 285P 15cm

商品内容

要旨

賭場検めの騒ぎで重傷を負った無宿者の直次は、逃げた先で、図らずも板橋宿の旅籠「松丸屋」の娘・お路を助ける。主人のお人好しが災いし、今にも潰れそうな松丸屋だが、さらに近頃は追剥が出没するせいで、町全体が寂れ始めているという。怪我の完治まで松丸屋を利用してやろうと考えた直次だが、居心地は悪くない。余所者を警戒する住人も多い一方、直次の働きを認める者も出てきた。いよいよ追剥の行状が激化するなか、直次は、道中奉行の命を受けた江戸四宿見廻り役・恩間と共に解決に乗り出す―。無宿者が旅籠を盛り立て、帰る場所を作ってゆく奮闘の物語。

出版社・メーカーコメント

無宿者と寂れた旅籠。奮闘の再出立物語!   やくざ者の下働きをして暮らす無宿者の直次は、ある日、賭場検めに現れた捕り方を誤って傷つけてしまう。もう、江戸にすら居場所はない……自らも重傷を負い朦朧としながら逃げてきた中仙道で、直次は追剥に襲われていた娘の危機を救う。 気を失った直次が目覚めると、そこは助けた娘・お路の両親が営む板橋宿の旅籠松丸屋だった。主人のお人好しが災いし、借金も抱える今にも潰れそうな松丸屋だが、その上、近頃は徒党を組んだ追剥が出没し、板橋宿全体が寂れ始めていると言う。完治するまでせいぜい利用してやろうと決めた直次だが、穿鑿もせず受け入れてくれる松丸屋の居心地を、悪くないと感じ始める。提灯屋の若旦那・定之助をはじめ、余所者の直次を警戒する者も多いが、その働きぶりに少しずつ直次を認める住人も出て来た。そんな折、いよいよ追剥は頻発し、死人が出てしまう。なぜ、板橋宿近辺ばかりが狙われるのか。直次は「最後の恩返し」として、道中奉行の命を受けた江戸四宿見廻り役・恩間満之助と共に解決に乗り出す。全てを失った無宿者が旅籠を盛り立て、帰る場所を作ってゆく、奮闘の再生物語。

著者紹介

千野 隆司 (チノ タカシ)  
1951年、東京都生まれ。國學院大學文学部文学科卒業。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。2018年「おれは一万石」「長谷川平蔵人足寄場」両シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)