• 本

デウスの棄て児

小学館文庫 た1−6

出版社名 小学館
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-09-408295-1
4-09-408295-6
税込価格 524円
頁数・縦 205P 16cm

商品内容

要旨

葡萄牙の富裕な商人と、その男に売られた美しい人妻から生まれた不義の子、四郎。我欲のため信仰を都合よく解釈する実父に疑いを抱き、神父の弄び者とされ、周囲から「悪魔の子供」と蔑まれた四郎は、いつしか天主への復讐心を抱くようになる。やがて実父の手で母親とともに日本へ送り返された四郎は、母親譲りの美貌と身に付けた異端の能力で隠れ切支丹たちを魅了し、神の御遣いと崇められ始めるが…。3万7千人が殺害された日本キリシタン史上最大の悲劇「島原の乱」を、神をも恐れぬ強烈な解釈で描いた衝撃作。

おすすめコメント

不義の子として生まれ、神に棄てられ、絶望し、私は神を見限った。私の名は、天草四郎時貞――。3万7千人が殉教した日本キリシタン史最大の悲劇を、強烈な解釈で描いた嶽本野ばらの衝撃作、文庫版で新登場。

著者紹介

嶽本 野ばら (タケモト ノバラ)  
京都府宇治市生まれ。2000年『ミシン』で小説家デビュー。03年『エミリー』、04年『ロリヰタ。』が三島由紀夫賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)