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一九七二年のレイニー・ラウ

小学館文庫 う10−1

出版社名 小学館
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-09-408316-3
4-09-408316-2
税込価格 607円
頁数・縦 317P 16cm

商品内容

要旨

香港でわかれた女性レイニー・ラウに主人公が二十五年ぶりに再会を果たす表題作をはじめ、借金とりたてに訪れたやくざと主婦の危険な関係を描いた「花におう日曜日」、美しい背中の女性と知り合い、著者自身の小説観まで投影される「ここから遠く離れて」など、静かに心を打つ八篇所収。あなたが出逢えたかもしれない「恋人」たちがきっとここにいる―珠玉の恋愛小説集。

おすすめコメント

2007年10月、突然若くしてこの世を去ったミステリー作家・打海文三さん。男女の機微を描かせても独特の世界を築き上げてきた著者が自ら編んだ最初で最後の恋愛小説集。表題作ほか7編のラブストーリーを収録。

出版社・メーカーコメント

「恋愛小説を書いてみたいと思うなら、あなたが〈出逢えなかった人〉について書けばいい。厄介な生々しい現実から遠く離れた地点に、恋愛小説はかろうじて成立するのだと思う」(「あとがき」より) 香港で別れた女性レイニー・ラウに主人公が25年ぶりに再会を果たす表題作をはじめ、借金の取立てに訪れたやくざと主婦の危険な関係を描いた「花におう日曜日」、著者自身が色濃く投影された書き下ろしの「ここから遠く離れて」など、珠玉の恋愛小説を全8編収録。解説は打海文三作品を愛してやまない書評家の池上冬樹氏。唯一無二の小説世界を哀惜の念とともに詳述する。

著者紹介

打海 文三 (ウチウミ ブンゾウ)  
1948年東京都生まれ。早稲田大学卒。93年『灰姫鏡の国のスパイ』が第十三回横溝正史賞優秀作に。翌年発表の『時には懺悔を』が各方面で絶賛される。03年には『ハルビン・カフェ』で第五回大藪春彦賞を受賞。04年刊行『裸者と裸者』、06年刊行『愚者と愚者』は戦争文学の傑作として話題に。07年10月9日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)