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旅の終わり、始まりの旅

小学館文庫 い26−2

出版社名 小学館
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-09-408705-5
4-09-408705-2
税込価格 482円
頁数・縦 186P 16cm

商品内容

要旨

高校の卒業旅行で、太宰治が好きな作家志望の親友と太宰の軌跡を辿る『泣く女』。訳ありの過去を持つ恋人たちが、とある古びた教会で神父に独白する『捨て子たちの午後』。男二人旅の道中で、耳の聴こえない少女と出会い、失踪した少女の母がいる恐山へと向かう『下北みれん』。事故で亡くした婚約者を供養するため、恋人が五所川原にある不思議な霊場を訪れる『死霊婚』。風変りで有名な民俗学者とその教え子が、弘前へフィールドワークに出かける『寄り道』。本州最北端の地を舞台に、五人の人気作家が実際に旅をして描いた、読めば旅に出たくなる恋+αのアンソロジー。

出版社・メーカーコメント

5人の人気作家による北の果ての恋・物語!2年前の夏、5人の人気作家が北の果てを訪れ、旅の物語を書いた。旅の目的は、失恋の準備、過去との決別、高校最後の思い出づくり、不思議な死の習俗の探求などさまざま。旅は出会いを用意し、けれど、出会いがあればいつか別れがおとずれる。旅は何かの終わりでもあるし、そして、何かの始まりでもある――そんな5人5様の出会い+別れ+αを描いた、素敵な旅のアンソロジーです。この本を手にとって、旅に出かけてください♪

著者紹介

井上 荒野 (イノウエ アレノ)  
1961年東京都生まれ。『切羽へ』で直木賞、『そこへ行くな』で中央公論文芸賞受賞
島本 理生 (シマモト リオ)  
1983年東京都生まれ。2003年、野間文芸新人賞を受賞
西 加奈子 (ニシ カナコ)  
1977年イラン、テヘラン生まれ。『通天閣』で織田作之助賞受賞
嶽本 野ばら (タケモト ノバラ)  
京都府生まれ。2003年『エミリー』、04年『ロリヰタ。』で連続三島賞候補
夏川 草介 (ナツカワ ソウスケ)  
1978年大阪府生まれ。2009年『神様のカルテ』で第十回小学館文庫小説賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)