芸人ディスティネーション
ガガガ文庫 ガて3−1
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2014年5月 |
ISBNコード |
978-4-09-451484-1
(4-09-451484-8) |
税込価格 | 652円 |
頁数・縦 | 291P 15cm |
シリーズ名 | 芸人ディスティネーション |
商品内容
要旨 |
僕、鳴雲俊史は芸歴十年の元漫才師。俗に言う、お笑い芸人だ。ずっとコンビ漫才をやっていたのだが、解散して今はピンで活動している。最近いろいろ言われるんだよ…「あの人、十年もやってるのに売れてないんだぜ?」とかね。そんなの言われなくてもわかっているのに、周囲は事実を残酷なまでに突きつけてくるのだ。『この世界は僕を十年求めなかったんだ』という事実を―。お笑いコンビ・天津の向が綴る、芸歴10年の売れないお笑い芸人と芸人養成所1年生の美少女が巻き起こす、リアルなお笑い物語が開演! |
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出版社・メーカーコメント
お笑い芸人のリアルがここに!?僕……鳴雲俊史は芸人をやっている。芸歴十年の元漫才師。俗に言う、お笑い芸人だ。ずっとコンビで漫才をやっていたのだが、まあいろいろあって解散。今はピン芸人。営業でのMCなどをメインに仕事をして、なんとかこのお笑いの世界で十年飯を食べている。最近いろいろ言われるんだ。「もう十年やって売れてないんだぜ?」とかね。僕からすれば『たった』十年しかやってないお笑いの収入だけで生活出来ている芸人』だけど、世間からすれば『もう』十年やっているテレビに出ていない芸人=売れていない芸人なのである。「三十年やったとてまだまだ前座です」なんて、どこぞの師匠が言っていたのだが、それはやっぱりその師匠の求道者な部分が大きい訳で、実際は十年もやると、新人の中の古参組になってしまう。そして十年やって自分はまだ売れてないと、ある事実を残酷なまでに見せつけられてしまうのだ。ああ、僕は芸人として売れないんだ、と。この世界は僕を十年求めなかったんだ、ということを――。よしもと所属のお笑いコンビ『天津』の向が綴る、芸歴10年の売れないお笑い芸人と芸人養成所1年生の美少女が巻き起こす、リアルなお笑い物語が開演!