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教育格差の真実 どこへ行くニッポン社会

小学館101新書 005

出版社名 小学館
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-09-825005-9
4-09-825005-5
税込価格 792円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

「小泉構造改革は、何を日本に残したか。過労死も自殺者の数も、餓死する人の数も増加しているし、東京など大都市にスラムが出現する日はそう遠くないと僕は思う」(森永)。「学力格差が地域間格差に直接つながっていく。一番学力が低い学区が公表されているので、そこに住むことを避けるんです。その結果、それが地価にも響いて下がってくる」(尾木)。自然現象でも歴史的必然でもない“ニッポンの格差”の真実を二人の論客が経済と教育の両面から、明快に解き明かす。

目次

第1章 深化する格差社会(秋葉原無差別殺傷事件から見えるもの
なぜ大学で教えているのか ほか)
第2章 経済格差が教育格差を生む(どのようにして格差社会が生まれたのか
小泉構造改革を受け継いだ福田政権 ほか)
第3章 教育格差と偽装学力(自分の頭で考える能力はつくか
習熟度別学習の問題 ほか)
第4章 格差時代をどう生きるか(この二〇年を振り返る
「ものづくり」のない国へ ほか)

おすすめコメント

教育格差を生んでいるもの、教育格差がもたらしているものは何か、強者と弱者はなぜ生まれたのか。空洞化するニッポンの現実を浮き彫りにし、教育格差の真実をつまびらかにし、その先にあるこの国の将来を考える。

出版社・メーカーコメント

「小泉構造改革は、何を日本に残したか。過労死も自殺者の数も、餓死する人の数も増加していますし、東京など大都市にスラムが出現する日はそう遠くないと僕は思う」(森永) 「学力格差が地域間格差に直接つながっていく。一番学力が低い学区が公表されているので、そこに住むことを避けるんです。その結果、それが地価にも響いて下がってくる」(尾木) 自然現象でも歴史的必然でもない“ニッポンの格差”の真実を二人の論客が経済と教育の両面から、明快に解き明かす!

著者紹介

尾木 直樹 (オギ ナオキ)  
教育評論家。1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、中学・高校教師として22年間教育実践を展開。法政大学教授、早稲田大学大学院客員教授
森永 卓郎 (モリナガ タクロウ)  
経済アナリスト。1957年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本専売公社、三和総合研究所などを経て、獨協大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)