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韓国軍はベトナムで何をしたか

小学館新書 424

出版社名 小学館
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-09-825424-8
4-09-825424-7
税込価格 990円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

取材13年。韓国現代史「最大のタブー」に迫った衝撃作。韓国で今、ベトナム戦争時の韓国軍による「ベトナム人虐待事件」を解明しようとする動きが出ている。犠牲者数は9000人以上とも推計されている。しかし、この事件について報じた韓国メディアが韓国軍の退役軍人らに襲撃されるなど、タブーとされてきた。著者は、ベトナムで事件の被害者や遺族の証言を得たことをきっかけに、ベトナム、韓国での取材を積み重ね、真実に迫る。

目次

第1章 よみがえるベトナム戦争(憎めない男
デーブとベトナム反戦運動 ほか)
第2章 証言者を探して(取材チーム“ビンディン”結成
「ライダイハンを知ってるか?」 ほか)
第3章 ベトナム人被害者は語る(大虐殺の村“ビンアン”
忘れようにも忘れられない ほか)
第4章 韓国軍元兵士に訊く(「韓国の父に会いたい」
晩秋のソウル ほか)
第5章 「記憶」との向き合い方(三人の訪韓
徴兵か、傭兵か ほか)

出版社・メーカーコメント

ベトナムでは、韓国軍に殺害された民間人の遺族など当事者を多数取材。また、韓国では韓国軍の元軍人の証言も得ている。客観的な視点からベトナムで何が起こり、どうして歴史的事実が封印されたのかを解き明かす。

著者紹介

村山 康文 (ムラヤマ ヤスフミ)  
1968年、兵庫県生まれ。フォトジャーナリスト。立命館大学夜間主文学部哲学科中退。1998年、報道写真家・石川文洋氏に出会い、「ベトナムで石川文洋写真展を見るツアー」に参加。その後、渡航を重ね、ベトナムの社会問題を主に取材。2007年と2009年に、ベトナムでの幅広い活動が評価され、ホーチミン市文化スポーツ観光局から表彰を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)