幼い頃の桜夜才臣と、腹違いの兄・マオは跡目を争う立場でありながら、兄弟の情を育んでいた。しかし、“ある事件”を境にマオは才臣に憎しみを抱くようになり…「お前たちのくだらん恋の終末は、すぐそこだ――」激昂したマオの攻撃により、絶体絶命に追い込まれるユリと桜夜。しかしそんな窮地だからこそ、ユリと桜夜は互いへの想いを強く確かめ合う。「桜夜さんに愛されて幸せ――」決意を新たにした桜夜は、因縁の兄との最終対決に挑む…！この恋、命がけ。