• 本

明暗

改版

新潮文庫 な−1−19

出版社名 新潮社
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-10-101019-9
4-10-101019-6
税込価格 825円
頁数・縦 685P 16cm
シリーズ名 明暗

商品内容

要旨

勤め先の社長夫人の仲立ちで現在の妻お延と結婚し、平凡な毎日を送る津田には、お延と知り合う前に将来を誓い合った清子という女性がいた。ある日突然津田を捨て、自分の友人に嫁いでいった清子が、一人温泉場に滞在していることを知った津田は、秘かに彼女の元へと向かった…。濃密な人間ドラマの中にエゴイズムのゆくすえを描いて、日本近代小説の最高峰となった漱石未完の絶筆。

著者紹介

夏目 漱石 (ナツメ ソウセキ)  
1867‐1916。1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)に生れる。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学した。留学中は極度の神経症に悩まされたという。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表し大評判となる。翌年には『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。’07年、東大を辞し、新聞社に入社して創作に専念。日本文学史に輝く数々の傑作を著した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)