• 本

野菊の墓

改版

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-10-104801-7
4-10-104801-0
税込価格 374円
頁数・縦 156P 16cm
シリーズ名 野菊の墓

商品内容

要旨

十五歳の政夫と二つ年上の従姉民子との間に芽ばえた幼い清純な恋は、世間体を気にする大人たちのために隔てられ、少年は町の中学に行き、少女は心ならずも他に嫁いで間もなく病死してしまう。江戸川の矢切の渡し付近の静かな田園を舞台に、純真、可憐な恋物語として多くの読者の共感をさそい続ける『野菊の墓』、その原形とも考えられる『守の家』、心理小説風な『浜菊』、他に『姪子』を収める。

著者紹介

伊藤 左千夫 (イトウ サチオ)  
1864‐1913。千葉県生れ。歌人、小説家。1885(明治18)年上京し牛乳牧舎で働いたのち、牛乳搾取業を開業する。30歳の頃から『万葉集』に親しみ、歌会などに出席。1990年正岡子規を訪ねその門人となる。子規の没後、歌誌「馬酔木」を創刊。編集、作歌、『万葉集』研究に全力を尽くす一方、斎藤茂吉など優れた門下生を養成した。また、子規の写生文の影響を受け、’06年小説『野菊の墓』、’08年『春の潮』等を発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)