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雀の手帖

新版

新潮文庫 こ-3-9

出版社名 新潮社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-10-111613-6
4-10-111613-X
税込価格 781円
頁数・縦 325P 16cm
シリーズ名 雀の手帖

商品内容

要旨

食卓のおでんやすきやきが、筍とそら豆になるまでの一月から五月、何気ない日々の出来事を書き留めた百日の手帖。女にとって親密なことば「きざむ」、隅田川の意外な光景「川の家具」、道路掃除の仕事をする女のひとの話「掃く」、季節に心の機微を読む「春の雨」他、「おこると働く」「木の声」「朝の別れ」「豆」「吹きながし」等、移りゆく暮らしの実感を自在に綴って、今なお古びない名随筆。

目次

初日
液温計
かぜひき
ほうほけきょ
川の家具
新がた


節分
立春
猫柳
おこると働く
木の声
入試
次女
次女(*)
二兎
砂利
みち
掃く〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

食卓のおでんやすきやきが、筍とそら豆になるまでの一月から五月、何気ない日々の出来事を書き留めた百日の手帖。女にとって親密なことば「きざむ」、隅田川の意外な光景「川の家具」、道路掃除の仕事をする女のひとの話「掃く」、季節に心の機微を読む「春の雨」、ほか「おこると働く」「木の声」「朝の別れ」「豆」「吹きながし」等、移りゆく暮らしの実感を自在に綴って今なお古びない名随筆。

著者紹介

幸田 文 (コウダ アヤ)  
1904‐1990。東京生れ。幸田露伴次女。1928(昭和3)年、清酒問屋に嫁ぐも、十年後に離婚、娘を連れて晩年の父のもとに帰る。露伴の没後、父を追憶する文章を続けて発表、たちまち注目されるところとなり、’54年の『黒い裾』により読売文学賞を受賞。’56年の『流れる』は新潮社文学賞、日本芸術院賞の両賞を得た。他の作品に『闘』(女流文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)