• 本

方舟さくら丸

改版

新潮文庫 あ-4-22

出版社名 新潮社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-10-112122-2
4-10-112122-2
税込価格 935円
頁数・縦 446P 16cm
シリーズ名 方舟さくら丸

商品内容

要旨

地下採石場跡の巨大な洞窟に、核シェルターの設備を造り上げた元カメラマン「モグラ」。“生きのびるための切符”を手に入れた三人の男女とモグラとの奇妙な共同生活が始まった。だが、洞窟に侵入者が現れた時、モグラの計画は崩れ始める。その上、便器に片足を吸い込まれ、身動きがとれなくなってしまったモグラは―。核時代の方舟に乗ることができる者は、誰なのか。現代文学の金字塔。

著者紹介

安部 公房 (アベ コウボウ)  
1924‐1993。東京生れ。東京大学医学部卒。1951(昭和26)年「壁」で芥川賞を受賞。’62年に発表した『砂の女』は読売文学賞を受賞したほか、フランスでは最優秀外国文学賞を受賞。その他、戯曲「友達」で谷崎潤一郎賞、『緑色のストッキング』で読売文学賞を受賞するなど、受賞多数。’73年より演劇集団「安部公房スタジオ」を結成、独自の演劇活動でも知られる。海外での評価も極めて高く、’92(平成4)年にはアメリカ芸術科学アカデミー名誉会員に。’93年急性心不全で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)