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海猫 下巻

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2004年9月
ISBNコード 978-4-10-113252-5
4-10-113252-6
税込価格 649円
頁数・縦 391P 16cm
シリーズ名 海猫

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  •  後半は、薫と広次の恋の結末と、薫の二人の娘が描かれる。残念なのは、本作のクライマックスである第2章が、上下巻に分割されてしまっていること。せっかくの流れを断ち切られるようで、少しもったいないのではないか。ところで、4月20日に映画版「海猫」がWOWOWで放映されるようだ。こちらのほうも楽しみである。(のり)

    (2006年4月15日)

商品内容

要旨

広次と薫の恋は、壮絶な結末を迎えた。それから十八年後、薫の愛したふたりの娘は、美しい姉妹へと成長していた。美輝は北海道大学に入学し、正義感の強い修介と出会う。函館で祖母と暮す美哉は、愛してはいけない男への片想いに苦しむ。母は許されぬ恋にすべてを懸けた。翳を胸に宿して成長した娘たちもまた、運命の男を探し求めるのだった。女三代の愛を描く大河小説、完結篇。島清恋愛文学賞受賞作。

著者紹介

谷村 志穂 (タニムラ シホ)  
1962(昭和37)年、札幌市生れ。北海道大学農学部で動物生態学を専攻。’90(平成2)年、ノンフィクション『結婚しないかもしれない症候群』で、女性を中心に大きな支持を集める。’91年、『アクアリウムの鯨』を発表し、小説家としてデビュー。2003年、『海猫』で、島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)