書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
後半は、薫と広次の恋の結末と、薫の二人の娘が描かれる。残念なのは、本作のクライマックスである第2章が、上下巻に分割されてしまっていること。せっかくの流れを断ち切られるようで、少しもったいないのではないか。ところで、4月20日に映画版「海猫」がWOWOWで放映されるようだ。こちらのほうも楽しみである。(のり)
(2006年4月15日)
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商品内容
要旨 |
広次と薫の恋は、壮絶な結末を迎えた。それから十八年後、薫の愛したふたりの娘は、美しい姉妹へと成長していた。美輝は北海道大学に入学し、正義感の強い修介と出会う。函館で祖母と暮す美哉は、愛してはいけない男への片想いに苦しむ。母は許されぬ恋にすべてを懸けた。翳を胸に宿して成長した娘たちもまた、運命の男を探し求めるのだった。女三代の愛を描く大河小説、完結篇。島清恋愛文学賞受賞作。 |
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