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司馬遼太郎が考えたこと 8

エッセイ1974.10〜1976.9

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2005年7月
ISBNコード 978-4-10-115250-9
4-10-115250-0
税込価格 825円
頁数・縦 500P 16cm
シリーズ名 司馬遼太郎が考えたこと

商品内容

要旨

’74年12月、田中角栄首相が金脈問題で退陣した。このころ司馬遼太郎は『播磨灘物語』『翔ぶが如く』などを刊行。また「列島改造論」に象徴されるように国中が「民族をあげて不動産屋になった」状況に危機感を抱き、手作りの対談集『土地と日本人』をまとめる。この巻は、日本作家代表団の一員として戦後初訪問した中国の印象記や、田中角栄の功罪を論じた「一つの錬金機構の潰え」など67篇を収録。

目次

薩摩坊津まで
「鬼の詩」を(第71回直木三十五賞選評)
書いたころの気持
友人の旅の話
人と作品―とくに花岡大学の風韻について
善通寺のクスノキ
あとがき(文庫版『十一番目の志士』)
草創期の人格(星新一著『祖父・小金井良精の記』)
ある会津人のこと
古本を読む意外さ―ある「太平洋戦争への道」〔ほか〕

著者紹介

司馬 遼太郎 (シバ リョウタロウ)  
1923‐1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。’66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。’93(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観”と呼ばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、’71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)