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司馬遼太郎が考えたこと 10

エッセイ1979.4〜1981.6

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2005年9月
ISBNコード 978-4-10-115252-3
4-10-115252-7
税込価格 825円
頁数・縦 494P 16cm
シリーズ名 司馬遼太郎が考えたこと

商品内容

要旨

’80年代を迎えた日本は「成熟社会」に入った。自動車摩擦で政府が対米輸出自主規制に踏み切るいっぽう、国内では「新宿バス放火事件」、「金属バット殺人事件」など陰惨な事件が相次ぐ。このころ司馬遼太郎は『胡蝶の夢』『項羽と劉邦』を刊行、さらに『ひとびとの跫音』の連載を開始した。この巻は多彩な文学・美術論や「天山の麓の緑のなかで」等のシルクロード紀行など55篇を収録。

目次

匠気のなさと迫力
井上ひさし氏のユーモアについての管見
序文(小野寺佐著『みづきの花の匂ふとき』)
無題(ニコライ著/中村健之介訳『ニコライの見た幕末日本』)
奇妙さ
遠藤周作氏『鉄の首枷』について
作者のことば(「ひとびとの跫音」連載予告)
わらしべを落とさせないように
無題(「わらしべ学園」特別講演)
そのころ〔ほか〕

著者紹介

司馬 遼太郎 (シバ リョウタロウ)  
1923‐1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。’66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。’93(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、’71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)