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自家製文章読本

改版

新潮文庫 い-14-19

出版社名 新潮社
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-10-116819-7
4-10-116819-9
税込価格 605円
頁数・縦 299P 16cm
シリーズ名 自家製文章読本

商品内容

要旨

喋り慣れた日本語も、書くとなると話が違う。文章を上手に書くことができたら…。だが、「話すように書け」と人は説くけれど、「話すように書け」ばいい文章が書けるのか。簡潔ならばいい文章なのか。いや、そんな単純なものじゃない。文章術の極意は奈辺にありや。文学史にのこる名作から現代の広告文までを縦横無尽に駆使して、従来の文章読本の常識を覆す井上ひさし式文章作法。

目次

滑稽な冒険へ旅立つ前に
ことばの列
話すように書くな
透明文章の怪
文間の問題
オノマトペ
踊る文章
冒頭と結尾
和臭と漢臭
「和臭と漢臭」拾遺
文章の燃料
形式と流儀
読むことと書くこと

著者紹介

井上 ひさし (イノウエ ヒサシ)  
1934‐2010。山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鏡心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)