• 本

父と暮せば

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2001年2月
ISBNコード 978-4-10-116828-9
4-10-116828-8
税込価格 539円
頁数・縦 126P 16cm

商品内容

要旨

「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、実はもはやこの世の人ではない―。「わしの分まで生きてちょんだいよォー」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。

著者紹介

井上 ひさし (イノウエ ヒサシ)  
1934(昭和9)年、山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後に放送作家としてスタートする。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎮心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍している。’84年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)