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完本日本語のために

新潮文庫 ま-2-11

出版社名 新潮社
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-10-116911-8
4-10-116911-X
税込価格 605円
頁数・縦 350P 16cm

商品内容

要旨

子どもに詩を作らせるな、文学づくのはよそう、分かち書きはやめよう、完全な五十音図を教えよう、正しい語感を育てよう…など、国語教科書をめぐる考察。愚問、珍問、怪問続出、ちんぷんかんぷんの国語入試問題批判。すでに歴史的名著といっていい日本語論のさきがけ『日本語のために』に『桜もさよならも日本語』を加えて新編集。いまこそ読みたい決定版「丸谷才一国語読本」。「日本人はなぜ日本語論が好きなのか」を新たに収録。

目次

1 国語教科書批判(子供に詩を作らせるな
よい詩を読ませよう ほか)
2 日本語のために(未来の日本語のために
現在の日本語のために ほか)
3 国語教科書を読む(分ち書きはやめよう
漢字配当表は廃止しよう ほか)
4 言葉と文字と精神と
5 大学入試問題を批判する(慶応大学法学部は試験をやり直せ
小林秀雄の文章は出題するな)
附録(歴史的仮名づかひの手引き
和語と字音語の見分け方 ほか)

著者紹介

丸谷 才一 (マルヤ サイイチ)  
1925(大正14)年、山形県鶴岡市生れ。東大英文科卒。’67(昭和42)年『笹まくら』で河出文化賞を、’68年『年の残り』で芥川賞を受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳と幅広い文筆活動を展開。『たった一人の反乱』(谷崎潤一郎賞)『後鳥羽院』(読売文学賞)『忠臣藏とは何か』(野間文芸賞)『輝く日の宮』(泉鏡花文学賞)等、多くの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)