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- 八重洲ブックセンター 京急上大岡店 (神奈川県横浜市港南区)
古代ローマ帝国の後継者、ヴェネツィア共和国1000年の興亡記です。海の高速道路と呼ばれる航路を整備し、アドリア海から東地中海を自国の経済圏としたヴェネツィア共和国は、ともすればフィレンツェの影に隠れがちかもしれません。しかし、オリエントとの交易から発展せしめた経済力、神聖ローマ帝国とビザンチン帝国に対しての外交能力等、当時のヨーロッパでこれだけの影響力を備えた都市国家はありませんでした。そして特筆すべきは、この国を支配した人間は一人もいなかったという事実でしょう。本当の共和政体を貫いた稀有な国家だったのです。何故それがアジアでは為し得なかったのか、一読して頂ければお分かりになると思います。
(2014年4月25日)
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商品内容
要旨 |
ローマ帝国滅亡後、他国の侵略も絶えないイタリア半島にあって、一千年もの長きにわたり、自由と独立を守り続けたヴェネツィア共和国。外交と貿易、そして軍事力を巧みに駆使し、徹底して共同体の利益を追求した稀有なるリアリスト集団はいかにして誕生したのか。ヴェネツィア共和国の壮大な興亡史が今、幕を開ける。「ルネサンス著作集」中の大作、待望の文庫化、全六冊。 |
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目次 |
第1話 ヴェネツィア誕生(蛮族から逃れて |
おすすめコメント
ローマ帝国滅亡後、他国の侵略も絶えないイタリア半島にあって、一千年もの長きにわたり、自由と独立を守り続けたヴェネツィア共和国。外交と貿易、そして軍事力を巧みに駆使し、徹底して共同体の利益を追求した稀有なるリアリスト集団はいかにして誕生したのか。ヴェネツィア共和国の壮大な興亡史が今、幕を開ける。「ルネサンス著作集」中の大作、待望の文庫化、全六冊。