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海馬 脳は疲れない

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2005年7月
ISBNコード 978-4-10-118314-5
4-10-118314-7
税込価格 737円
頁数・縦 344P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全3件

  • すごいです!すごいですよ!!先生!!脳科学者である池谷裕二・池谷裕二とコピーライターの糸井重里が脳のメカニズムについて語る対談集。わかりやすい上に驚きに満ちたこの対談は、読めばきっと生きるのが楽しくなる♪♪

    (2013年8月26日)

  • 心は脳のどこにどのように存在しているのか?

    この本は、脳科学者の池谷裕二さんとコピーライターの糸井重里さんの対談の本です。
    二人ともユーモアがあって、難しい脳の話なのに、さくさく読めちゃいます。
    私はいつも「心」ってどこにあるんだろう?と思っていました。
    頭の中にあるのかな?
    でもうれしかったり、悲しかったりすると、胸がはずんだり、胸が苦しくなったりするので、心臓の中にあるのかな?
    それとも、身体の中ではなくて、どこか遠いところにあるのかな?
    なんて思っていました。
    目に見えないけど確かにあるもの、触ることはできないけどすばらしいもの、それが心ですね。
    脳って、使えば使うほど、年齢と関係なく活性化していくそうです。
    反対に、使わなければ使わないほど衰えていく。
    使わなきゃ損ですね。
    あと、まったく違う何かを「つなげる」、「結びつける」という能力が脳の本当にすごいところらしいです。
    ニュートンは、リンゴが落ちるのを見て、それを「物が落ちる」というのに結びつけて、引力を発見することができました。
    普通だったらリンゴが落ちるのを見ても「おいしそう」ってしか思わないですもんね。
    この「まったく違うことを結びつ

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    (2010年1月11日)

  • 新進気鋭の脳科学者と一時代を風靡したコピーライターとの対談。対談が大変盛り上がり思わず引き込まれる。糸井重里氏の聞き手が大変すばらしく。この本の存在感を高めていると思う。海馬、記憶をしておく場所。さしずめハードディスクということだろうか、年齢が高くなっても、こころがけしだいでは若いときより要量を増やすかとができる。とか、いままで常識といわれてることが多々覆される。なんと勇気を与える本だろうか。脳科学の最新の情報が若き学者によって開陳される、是非よんで頂きたい一冊である。(たか)

    (2005年9月2日)

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商品内容

要旨

脳と記憶に関する、目からウロコの集中対談。いわく、「『もの忘れは老化のせい』は間違い」「30歳を過ぎてから頭は爆発的によくなる」―。記憶を司る部位である「海馬」をめぐる脳科学者・池谷裕二のユニークな発想と実証を、縦横無尽に広げていく糸井重里の見事なアプローチ。脳に対する知的好奇心を満たしつつ、むしろオトナの読者に生きる力を与えてくれる、人間賛歌に満ちた科学書。

目次

第1章 脳の導火線(生きることに慣れてはいけない
頭のいい人って、自分の好きな人のことかも? ほか)
第2章 海馬は増える(脳は「べき乗」で発展
科学者が海馬に惹かれる理由 ほか)
第3章 脳に効く薬(ものを忘れさせる薬
頭が良くなる薬は、あることはある ほか)
第4章 やりすぎが天才をつくる(一〇〇〇億の細胞からつながる相手を選ぶ
受け手が主導権を握る ほか)
追加対談 海馬の旅(誤解を招く=魅力がある
目的はひとつに決めない ほか)

著者紹介

池谷 裕二 (イケガヤ ユウジ)  
1970(昭和45)年、静岡県藤枝市生れ。’98(平成10)年、東京大学大学院薬学系研究科で薬学博士号取得。2002年から約2年半のコロンビア大学生物学講座博士研究員を経て、東京大学薬学部助手
糸井 重里 (イトイ シゲサト)  
1948(昭和23)年、群馬県生れ。’75年TTC(東京コピーライターズクラブ)新人賞受賞。’80年代に「不思議、大好き」「おいしい生活」などの名コピーで一世を風靡。コピー制作、作詞、ゲーム制作、文筆など幅広い分野で活躍し、’98(平成10)年には「ほぼ日刊イトイ新聞」をインターネット上に開設した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)