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本当はひどかった昔の日本 古典文学で知るしたたかな日本人

新潮文庫 お-98-1

出版社名 新潮社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-10-120516-8
4-10-120516-7
税込価格 572円
頁数・縦 268P 16cm

商品内容

要旨

昔の日本では、子供は健やかに育てられ、家族は愛に満ちていた…なんて大嘘。『古事記』や『枕草子』『源氏物語』『宇治拾遺物語』などをひもとけば、育児放棄や児童人身売買、マタハラに介護地獄、ストーカー殺人から動物虐待まで、現代に負けない残虐悲惨な話だらけ!しかし、それでも逞しくて人間味あふれる日本人の姿を、日本文学の古典から読み解く「文芸ワイドショー」。

目次

捨て子、育児放棄満載の社会―昔もあった大阪二児餓死事件
昔もあった電車内ベビーカー的論争―「夜泣きがうるさい」と子を捨てるようシングルマザーに迫る村人たち
虐待天国江戸時代―伝統的「貧困ビジネス」の実態
本当はもろかった昔の「家族」―虐待の連鎖も描かれていた『東海道四谷怪談』
マタハラと呼ぶにはあまりに残酷な「妊婦いじめ」
毒親だらけの近松もの
昔もあった介護地獄―舌切り雀の真実
昔もあったブラック企業―リアル奴隷の悲惨な日々
昔もいた?角田美代子―家族同士の殺戮という究極の残酷
いにしえのストーカー殺人に学ぶ傾向と対策〔ほか〕

おすすめコメント

昔の日本では、子供は健やかに育てられ、家族は愛に満ちていた……なんて大嘘。『古事記』や『枕草子』『源氏物語』『宇治拾遺物語』をひもとけば、育児放棄や児童人身売買、マタハラに介護地獄、ストーカー殺人から動物虐待まで、現代に負けない残虐悲惨な話だらけ! しかし、それでも逞しくて人間味あふれる日本人の姿を、日本文学の古典から読み解く文芸ワイドショー。

著者紹介

大塚 ひかり (オオツカ ヒカリ)  
1961(昭和36)年横浜市生れ。古典エッセイスト。早稲田大学第一文学部日本史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)