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銀の匙

新潮文庫 な−95−1

出版社名 新潮社
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-10-120571-7
4-10-120571-X
税込価格 473円
頁数・縦 238P 16cm

商品内容

要旨

古い茶箪笥の抽匣から見つかった銀の匙。忘れられていたこの小さな匙は、病弱だった私の口に薬を入れるため、伯母さんがどこからか探してきたものだった…。その愛情に包まれた幼少期、初めての友達・お国さんとの平和な日々、腕白坊主達が待つ小学校への入学、隣に引っ越してきたお〓(けい)ちゃんに対する淡い恋心、そして、少年から青年に成長するまでを細やかに回想する自伝的作品。

おすすめコメント

古い茶箪笥の抽斗から見つかった銀の匙。忘れられていたこの小さな匙は、病弱だった私の口に薬を入れるため、伯母さんがどこからか探してきたものだった……。その愛情に包まれた幼少期から、初めての友達・お国さんとの平和な日々、腕白坊主たちが待つ小学校への入学、隣に引っ越してきたお宸ソゃんに対する淡い恋心、そして、少年から青年に成長するまでを繊細に語った自伝的作品。

著者紹介

中 勘助 (ナカ カンスケ)  
1885‐1965。明治18年、東京神田生れ。一高をへて東京帝国大学英文科入学、その後、国文科に転じる。高校、大学時代、漱石の教えを受けた。信州野尻湖畔で孤高の生活を送っていたが、父の死と兄の重病という家族の危機に瀕し、1912(明治45・大正元)年、処女作『銀の匙』を執筆、漱石の強い推薦で「東京朝日新聞」に連載された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)