出版禁止
新潮文庫 な−96−1
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2017年3月 |
ISBNコード |
978-4-10-120741-4
(4-10-120741-0) |
税込価格 | 737円 |
頁数・縦 | 339P 16cm |
書店レビュー
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- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
モキュメンタリーという形式なのでしょうか。著者がある原稿を手にするところから物語がスタートします。
とある事情によって出版されなかった原稿。「カミュの刺客」と題された一人のジャーナリストによるルポ。
内容は数年前の心中事件で生き残ってしまった女性へのインタビューで構成されています。
事件の当事者は数々のドキュメンタリー作品を生み出した高名なジャーナリストと、その愛人で秘書の女性。
どの角度から見ても完全に自殺である、と解決した事件だったが、「死ぬ理由が無い、納得できない」と殺人の疑いを持ち、心中事件の真相に迫るべく、生き残った秘書へのインタビューを試みるのです。
さまざまな事実が明らかになると共に、ジャーナリスト本人も翻弄されていく様子が読んでいて「えええええ!」です。
読んだ人の感想も千差万別。
「叙述トリック」が駆使された作品は、1回読んだだけでは100%楽しんだとは言えません!
2回目は最初とは全く違う視点で読めて、そこで更なる恐ろしさを味わうことになるのです。
いくつもの謎と手がかりがつまった1冊。オススメです(2017年10月25日)
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商品内容
要旨 |
著者・長江俊和が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。 |
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おすすめコメント
著者長江俊和氏が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。