• 本

時雨のあと

改版

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2002年8月
ISBNコード 978-4-10-124703-8
4-10-124703-X
税込価格 693円
頁数・縦 290P 16cm
シリーズ名 時雨のあと

商品内容

要旨

身体を悪くして以来、すさんだ日々を過す鳶の安蔵。妹みゆきは、兄の立ち直りを心の支えに、苦界に身を沈めた。客のあい間に小銭をつかみ兄に会うみゆき。ふたりの背に、冷たい時雨が降りそそぐ…。表題作のほか、『雪明かり』『闇の顔』『意気地なし』『鱗雲』等、不遇な町人や下級武士を主人公に、江戸の市井に咲く小哀話を、繊麗に、人情味豊かに描く傑作短編全7話を収録。

著者紹介

藤沢 周平 (フジサワ シュウヘイ)  
1927‐1997。山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。’71(昭和46)年、「溟い海」でオール読物新人賞を、’73年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)