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みなそこ

新潮文庫 な−92−2

出版社名 新潮社
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-10-126042-6
4-10-126042-7
税込価格 649円
頁数・縦 349P 16cm

商品内容

要旨

清流をまたぐ沈下橋の向こう、懐かしいひかげの家に10歳のみやびを連れ里帰りしたさわ。自分を呼ぶ声に車をとめると、そこには親友ひかるの息子で、褐色の手足が伸びすっかり見違えた13歳のりょうがいた…。蜘蛛相撲、お施餓鬼の念仏、遠い記憶を呼び戻すラヴェルの調べ。水面を叩くこどもたちの歓声と、死んだ人たちの魂が交錯する川べりに、互いの衝動をさぐる甘く危うい夏が始まる。

おすすめコメント

清流をまたぐ沈下橋の向こう、懐かしいひかげの家に10歳のみやびを連れ里帰りしたさわ。自分を呼ぶ声に車をとめると、そこには親友ひかるの息子で、褐色の手足が伸びすっかり見違えた13歳のりょうがいた。蜘蛛相撲、お施餓鬼の念仏、遠い記憶を呼び戻すラヴェルの調べ。水面を叩くこどもたちの歓声と、死んだ人たちの魂が交錯する川べりに、互いの衝動をさぐる甘く危うい夏が始まる。

著者紹介

中脇 初枝 (ナカワキ ハツエ)  
1974(昭和49)年、徳島県生れ、高知県育ち。筑波大学卒。高校在学中の’91(平成3)年に『魚のように』で坊っちゃん文学賞を受賞し、17歳でデビュー。2013年『きみはいい子』で坪田譲治文学賞を受賞。同作は本屋大賞2013の第4位となり、映画化もされた。著書はほかに『世界の果てのこどもたち』(本屋大賞2016第3位)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)