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父という余分なもの サルに探る文明の起源

新潮文庫 や-74-1

出版社名 新潮社
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-10-126591-9
4-10-126591-7
税込価格 649円
頁数・縦 325P 16cm

商品内容

要旨

人類の歩みは「父」の創造から始まった―ゴリラ研究の第一人者が、丹念なフィールドワークと深い洞察に基づいて、人類に備わる特性のルーツに迫る。なぜヒトは家族で暮らすのか、父親の存在とは何か。恋愛、同性愛、遊び、食事…。コンゴの森に分け入り、野生のゴリラと触れ合って研究を続ける霊長類学者が、「父性」を手がかりにヒトの社会を考察する。発見に満ちた文明論!

目次

プロローグ 父という余分なもの
1(直立歩行は舌から始まった
異国の女性が美人に見えるわけ
同性愛はなぜあるか)
2(家族という複雑系
父系の二つの源流)
3(ゴリラと暮らす)
4(サルに探る文明の起源(対話=三浦雅士))
エピローグ ゴリラがヒトを救うとき

著者紹介

山極 寿一 (ヤマギワ ジュイチ)  
1952(昭和27)年東京生れ。霊長類学者・人類学者。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。コンゴ・カリソケ研究センター研究員、日本モンキーセンター、京都大学霊長類研究所、同大学院理学研究科助教授を経て同研究科教授。2014(平成26)年10月から京都大学総長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)