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ゴランノスポン

新潮文庫 ま−20−3

出版社名 新潮社
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-10-131933-9
4-10-131933-2
税込価格 539円
頁数・縦 287P 16cm

商品内容

要旨

最高ってなんて最高なんだろう。僕らはいつも最高だ。明日またくる朝。浅漬―。現実から目を逸らし、表層的なハッピー感に拘泥する表題作「ゴランノスポン」。自らの常識を振り翳す人間の暴力性を浮かび上がらせ、現実に存在する歪みを描く「一般の魔力」。現代と中世が書物を介し烈しく混ざり合う「楠木正成」他、秘蔵小説7編を収録。笑いと人間の闇が比例して深まる、傑作短編集。

著者紹介

町田 康 (マチダ コウ)  
1962(昭和37)年大阪府生れ。町田町蔵の名で歌手活動を始め、’81年パンクバンド「INU」の『メシ喰うな』でレコードデビュー。俳優としても活躍する。’96(平成8)年、初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌’97年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞した。以降、2000年「きれぎれ」で芥川賞、’01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、’02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、’05年『告白』で谷崎潤一郎賞、’08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)