
いのちの授業 がんと闘った大瀬校長の六年間
新潮文庫 か−46−1
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2007年9月 |
ISBNコード |
978-4-10-132571-2
(4-10-132571-5) |
税込価格 | 524円 |
頁数・縦 | 279P 16cm |
書店レビュー
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いのちの教育者
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- 井戸書店 (兵庫県神戸市須磨区)
神奈川県茅ヶ崎市立浜之郷小学校校長・大瀬敏昭先生。先生はがんと闘いながら、やせ衰え髪も抜け落ちてゆく自分の姿を最期まで子どもたちに見せることで、命の重みを伝えようとされました。私は彼のドキュメントをNHKで視聴し、涙を落としました。
余命幾ばくもないと知ってからの「命の授業」は19回にも及び、最後は幻となりましたが、その壮絶さは忘れることができません。「わすれられないおくりもの」(S・バーレー作、評論社、定価1050円[税込])を子どもたちに読み聞かせ、本当に彼自身がアナグマさん−この絵本の主人公。みんなからとても頼りにされていたが死んでしまう。みんなは悲しむが、心の中にアナグマさんの思い出を残すことでアナグマさんと共に生きる。−になってしましました。(2009年8月26日)
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商品内容
要旨 |
実は、校長先生はがんなのです―。そう告白した大瀬先生を見つめる子供たちは泣いていた。新設校のリーダーとして奔走する最中の末期がん宣告。しかし、病にも衰えない情熱に導かれ、茅ヶ崎市立浜之郷小学校は生徒・教師が一体となってかけがえのない「学びの共同体」へと成長してゆく。死の恐怖に苛まれつつも、最後まで真摯に現場と向き合う教育者の姿を追った感動のドキュメント。 |
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目次 |
発病 |