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新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2002年6月
ISBNコード 978-4-10-133031-0
4-10-133031-X
税込価格 605円
頁数・縦 276P 16cm

商品内容

要旨

「おじいちゃんのとこ、いってくるわ」ドアの閉まる音がして、淳は家を出ていきました。これが、私たち家族と淳との永遠の別れになってしまいました―。1997年5月に起きた「神戸連続児童殺傷事件」。14歳の少年に我が子を奪われた父が綴る鎮魂の手記。眼を細め見守った息子の成長から、あの忌まわしい事件の渦中の出来事、そして「少年法」改正に至る闘いまでを、被害者遺族が詳細に描く。

目次

誕生と成長
永遠の別れ
変わり果てた姿
捜査
犯人逮捕
少年と人権
不信
報道被害
少年法
供述調書
卒業、そして一周忌

著者紹介

土師 守 (ハセ マモル)  
1956(昭和31)年、神戸市生まれ。神戸大学医学部卒。放射線科医師。’97(平成9)年5月、「酒鬼薔薇聖斗」と名乗る少年の凶行により、当時小学校6年生だった次男、淳君を失う。’98年秋、絶望の淵より一語一語、心を込めて綴った鎮魂の手記『淳』(本書の単行本)が広く全国の読者の共感と感動を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)