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自壊する帝国

新潮文庫 さ−62−2

出版社名 新潮社
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-10-133172-0
4-10-133172-3
税込価格 1,045円
頁数・縦 603P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 元外交官であり、今は作家である佐藤優さんがソビエト連邦で見た、「グラスノスチ・ペレストロイカ」を巡るソビエト国内の混乱や、ソ連共産党内の争い、当時のソビエト国民の生活が描かれています。自分はこの本を読んで、どんな大国一夜にして崩壊するところがリアルだと感じ、現在の日本の政治や国民にも通用するところがあると思いました。今の国際情勢では先が見えませんが、この本を通して、自分たちには何ができるかということを非常に考えさせられます。 第三中学校 職場体験学習研修生 まつげ 

    (2024年9月19日)

商品内容

要旨

ソ連邦末期、世界最大の版図を誇った巨大帝国は、空虚な迷宮と化していた。そしてゴルバチョフの「改革」は急速に国家を「自壊」へと導いていた。ソ連邦消滅という歴史のおおきな渦に身を投じた若き外交官は、そこで何を目撃したのか。大宅賞、新潮ドキュメント賞受賞の衝撃作に、一転大復活を遂げつつある新ロシアの真意と野望を炙り出す大部の新論考を加えた決定版。

目次

序章 「改革」と「自壊」
第1章 インテリジェンス・マスター
第2章 サーシャとの出会い
第3章 情報分析官、佐藤優の誕生
第4章 リガへの旅
第5章 反逆者たち
第6章 怪僧ポローシン
第7章 終わりの始まり
第8章 亡国の罠
第9章 運命の朝

おすすめコメント

ソ連邦末期、崩壊する巨大帝国で若き外交官は何を見たのか?大宅賞、新潮ドキュメント賞受賞の衝撃作に書き下ろし論考を加えた決定版!

著者紹介

佐藤 優 (サトウ マサル)  
1960(昭和35)年生れ。’85年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館などを経て、’95(平成7)年から外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。’05年2月執行猶予付き有罪判決を受け、現在上告中。主な著書に『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新朝ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)